新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄は新型iPhoneが発表される時期に盛り上がりをみせてきているテーマ株です。

2019年に発売された新作iPhone11シリーズは「iPhone11 Pro」に視界の異なる3つのレンズ「トリプルカメラ(望遠、広角、超広角)」が搭載され“ナイトモードのカメラ性能が凄い”“装甲騎兵ボトムズと激似”などと話題となりましたが、2020年に発売が予想されるiPhone12シリーズは“次世代通信規格5G”に対応するとみられ注目されてきています。

iPhone11を買おうか5G対応機種となるiPhone12を待とうか迷われた方も多いのではないでしょうか。

また、かねてより「iPhone SE2(iPhone9)」の噂が出ていましたが、「iPhone SE」の新モデル「iPhone SE(第2世代)」が2020年4月24日よりAppleのオンラインストアで発売となってますね。

ソフトバンク、KDDI、NTTドコモの3キャリアでの発売は新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐために4月27日から5月11日に延期されたようです。

iPhone11とCPUが同じで軽くて指紋認証付で128GBモデルの割安感はスマホ最強クラスと言われてますが、サイズは「4インチ」ではなくiPhone8と同じ「4.7インチ」に変わったようですね。

最新のCPUを搭載するには4インチでは厳しかった感じでしょうか。

“4インチにこだわってほしかった”という声もあるようですが、「iPhone SE」のバッテリー持ちが良ければと思われていた方には待望の機種なのではないでしょうか。

「iPhone11 Pro」はサイズが大きくて重いので、女性やスマホでゲームをしてると疲れるって人にも「iPhone SE」の新モデルは良さそうですね。

新型コロナウイルスの感染拡大による出荷台数の落ち込みや、開発の遅れ、リリースの遅れなどはあるかとは思いますが、発売時期が近づくにつれ話題となってきているテーマ性かと思いますので、しっかり関連銘柄を把握しておきたいテーマ株として今回は改めて「新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄」についてまとめてみたいと思います。

テーマ株を上手く狙う方法についても書いているので、是非最後まで目を通してみて下さい。

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄とは?

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄とは、米アップル社が開発し販売しているiPhoneに使われている電子部品や部材を手掛ける会社や、関連性があるのではと思われる銘柄を指します。

米アップル社は工場を持たないファブレス企業として知られ、製造を台湾のFoxconnなどに委託しており、日本製の電子部品が多く使われていることでも知られています。

米アップル社が開発し販売するiPhoneは新型が発売となる度に話題となり、世界的なヒット、高い売上が期待されることから、米アップル社のiPhoneに電子部材やパーツを供給している日本の企業はその恩恵への期待感から物色人気を強める傾向があります。

分かりやすい例を挙げると、2013年に「iPhone5s」が発売となった際は、“指紋認証機能”が搭載されることが話題となり、ディー・ディー・エス(3782)など指紋認証製品を開発している銘柄は新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄として大きく買われました。

stock3782 - 新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

長期チャートでディー・ディー・エス(3782)の株価推移を振り返ってみると、当時の人気化ぶりが良く分かるのではないでしょうか。

2017年9月に発表された「iPhoneX」では、新たな認証方法として「Face ID」と呼ばれる“顔認証機能”が搭載され話題となりましたが、iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄として“新たに搭載される技術に絡んだ銘柄”は特に注目したい感じですかね。

なので米アップル社は毎年9月に新製品発表会を行ってきていますが、新たに発表となる新型iPhoneには何か新しい機能や技術が搭載されていないかはしっかりとチェックしておきたいところではないでしょうか。

米Apple(アップル)とiPhone(アイフォン)の歴史

Apple Inc. - 新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

一口かじられたリンゴのロゴマークを知らない人は殆どいないのではないかと思いますが、アメリカのカリフォルニア州に本社を置くアップル社は「スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)」と「スティーヴン・ゲイリー・ウォズニアック(Stephen Gary Wozniak)」に「ロナルド・ウェイン(Ronald Wayne)」を加えた3人が1976年4月1日に共同で創業した会社です。

もともとの会社名は「アップルコンピュータ・カンパニー(Apple Computer Company)」でしたが、2007年1月9日、主力事業の変化から「アップル(Apple Inc.)」に改称されました。

コンピュータの「iMac(Macintosh)」、音楽プレイヤーの「iPod」、メディアプレイヤーの「iTunes」、タブレットの「iPad」、ウェアラブル端末の「Apple Watch」など、数々のヒット製品を生み出してきていますが、中でもアップルの売上を大きく支えているのがスマートフォンの「iPhone」です。

jobswoz - 新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

「スティーブ・ジョブズ」と「スティーブ・ウォズニアック」が出会っていなければ?

アップルと言えばスティブ・ジョブズのイメージを持たれている方が多いかと思いますが、ウォズの魔法使いと言われた天才スティーブ・ウォズニアックの存在がなければきっと今のアップルはなかったでしょう。

資産家「マイク・マークラ(Mike Markkula)」がアップルに投資していなかったら?

ジョブズがペプシコーラ(Pepsi-Cola)から「ジョン・スカリー(John Sculley)」を引き抜いてアップルのCEOに就けていなかったら?

スカリーがジョブズを辞任に追い込んでいなければ?

第5代CEOの座についた「ギルバート・フランク・アメリオ(Gilbert Frank Amelio)」がNeXT社を買収しジョブズがアップルに復帰していなければ?

CEOに復権したジョブズが「PowerBook G3」やポリカーボネイト素材をベースにトランスルーセント(半透明)筐体を採用した「iMac」など、視覚的な訴求力あるデザインのパソコンを発表していなかったら?

imac first - 新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

スティーブ・ジョブズはスタンフォード大学の卒業式辞スピーチにて、最初に「点と点をつなぐ」という話をされていましたが、米アップル社の歴史を振り返ってみると、つながるべき点がつながったように見えたりで、なんとも感慨深いものがありますね。

一時は“あと90日で倒産”という状況まで陥ったアップル社が2012年8月20日、株式時価総額6,230億ドル超えとなりマイクロソフト社の記録を更新し史上最高額となったのも凄い話ですが、そんな米アップル社を大きく成長させた製品がスマートフォンの「iPhone」でしょう。

iPhoneの歴史と概要
機種販売日概要
iPhone(初代)2007年6月29日クワッドバンドGSM端末。日本などGSMを通信方式に採用していない国では販売されていない。複数の指で画面の拡大縮小などを行える技術「マルチタッチ」で操作が可能となる。
iPhone3G2008年7月11日第3世代移動通信システム「3G」に対応。GPS搭載。有料クラウドサービス「MobileMe」対応。日本ではソフトバンクから発売。
iPhone3GS2009年6月19日iPhone3Gと比べ処理性能が最大2倍高速化。ビデオ撮影。テザリング機能。音声コントロール(ハンズフリーボイスコントロール)。3メガピクセルのオートフォーカスカメラ。
iPhone42010年6月24日強化ガラスを用いたデザインとなり小型化。ハードウェアでは「MPU(マイクロプロセッサ)」や「GPU(グラフィックス プロセッシング ユニット)」や半導体メモリをひとつの集積回路にまとめた「Apple A4」を搭載。画面解像度が4倍の960×640に広げられる。テレビ電話機能「FaceTime」のたみに本体前面にカメラが搭載される。
iPhone4S2011年10月14日利用者の音声に対応する自然言語処理システム「Siri」を搭載。デュアルコアApple A5チップ搭載。グラフィック性能は7倍に向上。フルHD1080p動画の撮影が可能となる。日本ではソフトバンクに加え、au(KDDI/沖縄セルラー電話連合)でも発売。スティーブ・ジョブズが見届けた最後のiPhone。
iPhone52012年9月21日画面サイズが3.5インチから4インチに変更され縦に大きくなる。イヤホンジャックが下面に移動。「Apple A6」プロセッサー搭載。カメラ性能向上。薄さ7.6ミリと従来より薄くなる。
iPhone5s/iPhone5c2013年9月20日iPhone5sにて指紋認証センサー「Touch ID」搭載。指紋認証でロック解除やApp Storeでの購入などが可能となる。スマホ用としては世界初となる64ビットに対応した「Apple A7」チチップ搭載。CPUとGPUがApple A6より2倍高速化。カメラの性能が向上し「バーストモード」や「スローモーションビデオ撮影」などが可能となる。カラーバリエーションが3色「スペースグレイ」「ゴールド」「シルバー」となる。キャリアにNTTドコモが加わる。
iPhone6/iPhone6 Plus2014年9月19日画面サイズがiPhone6が「4.7インチ」、iPhone6 Plusが「5.5インチ」と大きくなる。システムプロセッサに「Apple A8」搭載。CPUは従来比25%高速化。「VoLTE」での通話も可能となる。カメラ機能では顔検出機能が強化される。タイムラプスビデオ撮影も可能となる。iPhone6 Plusでは光学手ぶれ補正にも対応。
iPhone6s/iPhone6s Plus2015年9月25日0.2ミリ厚くなり、それぞれ14グラムと20グラム重くなる。カラーバリエーションに「ローズゴールド」が追加される。画面をタッチし押し込むことによる操作「3D Touch」に対応。システムプロセッサに「Apple A9」搭載。従来比でCPUが70%高速化される。
iPhone SE(第1世代)2016年3月31日4インチ端末の位置づけとなったiPhone 5sの後継機。サイズがiPhone 5sとほぼ同じで中身をiPhone 6sとほぼ同等にする。3D Touchには対応していない。「SE」は「Special Edition」の略とのこと。
iPhone7/iPhone7 Plus2016年9月16日ボディ素材に7000番台のアルミ合金を採用。フロントガラスはイオン強化ガラスを採用。防沫・耐水・防塵性能を強化。ステレオスピーカー搭載。システムプロセッサに4コアの「A10 Fusion」チップ搭載。ストレージ容量に256GBが設定され64GBが廃止となる。Apple Payによる非接触決済サービスが利用可能となる。日本向けモデル(A1779, A1785)では「FeliCa」にも対応し、「Suica」「QUICPay」「iD」のサービスが利用可能。
iPhone8/iPhone8 Plus2017年9月22日背面がガラス素材となり、側面がアルミ合金に変更される。カラーバリエーションが「ゴールド」「シルバー」「スペースグレイ」の3色に減少。色域にiPhoneで初めて「True Tone」を採用。ワイヤレス充電(Qi規格)対応。
iPhone X2017年11月3日ホームボタンが廃止され全面ディスプレイになる。ディスプレイにサムスン電子製有機ELディスプレイ「Super Retina HD Display」が採用される。カラーバリエーションは「スペースグレイ」と「シルバー」の2色のみ。Touch IDの代わりに顔認証システム「Face ID」が搭載される。システムプロセッサは「A11 Bionic」を搭載。ワイヤレス充電(Qi規格)対応。FeliCa対応。高速充電に対応。ストレージ容量が64GBと256GBの2種類になる。
iPhone XS/iPhone XS Max2018年9月21日XS MaxはiPhone史上最大ディスプレイ「6.5インチ」。3D Touch対応。カラーバリエーションは「スペースグレイ」「シルバー」「ゴールド」の3色。XSのディスプレイサイズは5.8インチ。耐水性能はIP68に対応(最大水深2メートルで最大30分間)。ワイヤレス充電可能。SoCの「A12 Bionic」は6コアのCPUとニューラルエンジンを搭載。50%消費電力が少ない効率コアに進化。1200画素のカメラを2つ(広角F1.8と望遠F2.4)を搭載。
iPhone XR2018年10月26日「Liquid Retina HD Display」と銘打った史上最大の6.1インチLCDを搭載。3D Touch非対応。側面に航空宇宙産業で使用されるアルミニウムが使用されている。IP67に対応(最大水深1メートルで最大30分間)。チップは「A12 Bionic」を搭載。カメラは「4K 60fps」で撮影可能。カラーバリエーションは「ホワイト」「ブラック」「ブルー」「イエロー」「コーラル」「(PRODUCT)RED」がある。
iPhone11/iPhone11 Pro/iPhone11 Pro Max2019年9月20日iPhone XRと同等Liquid Retina HDディスプレイを搭載。新たに超広角レンズ(13mm)のカメラを搭載。ナイトモードに対応。カラーバリエーションは「パープル」「グリーン」「ホワイト」「ブラック」「イエロー」「(PRODUCT)RED」がある。バッテリー駆動時間がiPhone XRに比べ1時間伸びる。プロセッサ「A13 Bionic」を搭載し20%高速化。iPhoneシリーズで初めて「Pro」の名が冠される。スマホ史上もっとも頑丈な二重のイオン交換プロセス強化ガラス(ユーニング製)を採用。
iPhone SE(第2世代)2020年4月24日iPhone8と同じサイズ(4.7インチ)でiPhone11と同じ「Apple A13 Bionic system-on-chip(SoC)」を搭載。3D Touchは「Haptic Touch(触覚タッチ)」に置き換わっている。

もしスティーブ・ジョブズが生きていたらどんなiPhoneが生まれていたものかと思ったりもしますが、最初にiPhoneが販売されてからもう10年以上が経ち、スティーブ・ジョブズが膵がんで亡くなられから8年以上経つかと思うと早いものですね。

iPhoneの歴史を振り返ってみると、そう言えば最初はソフトバンクしか販売していなかったななど思い返されることがあるかと思いますが、スティーブ・ジョブズが見届けた最後のiPhoneから搭載された音声アシスタント機能「Siri」は2010年にアップルが買収した企業名「Siri」に由来するもので、iPhone4SのSはSiriのSからきているようです。

2020年4月5日、米アップル社がAIスタートアップ企業「Voysis」を買収したことが報じられましたが、iPhoneのSiriはより便利に使いやすく改善されていくのではないでしょうか。

今後も米アップル社がある限り新型iPhoneが発表となっていくかと思いますが、2020年4月24日発売開始の「iPhone SE(第2世代)」は2020年に少なくとも2,000万台が出荷され、好調であれば3,000万台を超える可能性もあるとみられているようです。

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄が注目されてきているのは、iPhoneの売上が凄く、iPhoneに使われている製品を取り使っている会社が受ける恩恵の大きさを期待してかと思いますが、2020年は5G対応が予想されるiPhone12が大きく売れそうですよね。

ゴールドマン・サックスは米アップルのiPhoneの販売数(第2四半期)が新型コロナウイルスの影響により30%以上落ち込む可能性があると予測し、投資判断を「ニュートラル」から「売り」に引き下げていますが、第4四半期には2%減に緩和すると予想しているようです。

新作iPhoneが売れそうとなれば、関連銘柄へ物色人気が波及していくのではと思われるので、テーマ性の流れに上手く乗れるよう、関連銘柄の株価推移や今後の報道内容にはしっかりと注目しておきたいところではないでしょうか。

iPhone・Apple関連銘柄としてアップルのサプライヤーに注目

ではどの銘柄に注目すればいいのかということになるかと思いますが、Apple公式サイトの「サプライヤー責任」にて日本企業もリストアップされた「サプライヤーリスト(英語)」を見ることができます。

iPhone・Apple関連銘柄を適切に探る上でまず確認したいのは、このApple公式サイトで公開されている最新のサプライヤーリストでしょうか。

2020年4月現在、2018年のサプライヤーリストが公開となっています。

Appleサプライヤーで上場している日本企業(2018年)
証券コード企業名概要
6770アルプスアルパイン電子部品大手。スマートフォン端末向けアクチュエーターなどを提供。アルプスアルパインのVCMアクチュエータは、小型化ニーズ、低背化ニーズなどに対応。大口径レンズの搭載にも対応している。
5201AGC世界トップ級大手ガラスメーカー。ディスプレイ用ガラスや電子部材等を取り扱っており、iPhone向けのパーツとしては強化ガラスや液晶保護フィルムを製造してきている。TFT液晶/有機EL用ガラス基板において世界第2位のシェアを持つ。
4980デクセリアルズ電子部品、接合材料、光学材料などの製造・販売を展開。
6806ヒロセ電機コネクタ専業メーカー。スマートフォン向けが主力で「基板対ケーブル」「小型同軸/同軸スイッチ」「I/O」「FPC/FFC」「カードソケット」「基板対基板」などを取り扱っている。「
6501日立製作所電気機器メーカー。スマホやタブレットの導入サポートを行ってきている。
4062イビデン電子事業にて「ICパッケージ基板」や「プリント配線板」を取り扱う。「ビルドアップ基板」は世界中のスマートフォンに採用されている。
6807日本航空電子工業NEC系コネクター大手。USB Type-Cコネクタが、ノートPCやスマートフォン等の機器に普及している。
6740ジャパンディスプレイ中小型ディスプレイデバイス及び関連製品の開発、設計、製造及び販売を行う。スマホやタブレット、ノートPC等、多様なモバイル製品の液晶モジュールを展開。Apple向けの液晶を手掛けている。
6971京セラ電子部品大手。液晶パネル、カバー、ケース、バッテリー等、幅広くiPhone向けの部品を取り扱ってきている。
6479ミネベアミツミiPhone向けに「薄型LEDバックライト」「カメラ用部品」「スイッチ」等を製造。MacBookシリーズのスイッチ類も製造。
6981村田製作所iPhone向けに積層セラミックコンデンサ、通信モジュール、回路基板など、多くの電子部品を製造・提供してきている。樹脂多層基板「メトロサーク」等。
7915NISSHA主力のタッチパネルがiPhone等に採用されている。
6988日東電工FPD・タッチパネル関連製品や半導体関連製品などを取り扱っている。有機ELディスプレイ用の材料を幅広く生産、販売してきている。
7240NOKNOKは自動車用オイルシール最大手の会社だが、エレクトロニクス製品としてPCやカメラなどのデジタル機器に採用されている「フレキシブルサーキット(FPC)」や、「精密ゴム・樹脂製部品」等を取り扱っている。
6752パナソニック大手電気機器メーカー。iPhoneやiPad端末にスマホアプリ「TVシェア」をインストールし、ビエラが接続されているホームネットワークにWi-Fiを接続することで、自分専用のリモコンとして使用することが出来る。
6723ルネサスエレクトロニクス半導体大手。割り込み対応統合デジタル光センサ等を取り扱っている。
6963ロームiPhoneに採用されたワイヤレス充電の国際規格「Qi(チー)」に対応している送受信用制御ICを手掛けている。
6753シャープ大手電気機器メーカー。Appleサプライヤーとしてディスプレイの生産などを担当している。
6798SMKコネクタなどの接続部品大手。スマートフォン向けが柱。タッチパネルも取り扱っている。iPad向けとなる独自のドッキングステーションを製品化してきている。
6758ソニースマホ用CMOSイメージセンサーが世界トップシェア。ソニーが開発した非接触型ICカード技術方式「FeliCa(フェリカ)」がiPhoneに搭載されている。
4005住友化学総合化学大手。情報電子化学部門にて液晶や有機ELなどのフラットパネルディスプレイに不可欠な部材「偏光フィルム」や、多くのモバイル製品で採用されているタッチセンサーディスプレイの主要部材である「タッチセンサーパネル」等を取り扱っている。
6976太陽誘電セラミックコンデンサ世界大手。iPhone向けコンデンサの主要サプライヤーとして地位を確立してきている。
6762TDK電子部品大手。パウチ型のリチウムイオンポリマー電池がスマホ向けで高シェア。
6502東芝iPhone関連ビジネスに進出。具体的な部品は不明ながらも2018年9月に発売された「iPhone XS」「iPhone XS Max」に使用されたパーツの一部製造を手掛けたもよう。
5741UACJアルミ総合メーカー。

Appleのサプライヤーは新しくリスト入りした日本企業もあれば、リストから外れた日本企業もあったりするので注意が必要です。

また、iPhone・Apple関連銘柄の中には、NISSHA(7915)のように米アップルへの依存度を下げようとしてきている企業もあります。

iPhone・Apple関連銘柄に注目する際は、しっかりと最新のサプライヤーリストを確認し、どれぐらい需要がありそうかをなるべく確認するようにしましょう。

以前Appleのサプライヤーリストに入っていた第一精工(6640)、ダイキン工業(6367)、戸田工業(4100)、東レ(3402)、豊田合成(7282)などはリストから外れたようで、日立製作所(6501)、イビデン(4062)が新たにリスト入りした感じですかね。

iPhone関連銘柄の筆頭株として注目されてきている村田製作所

- 新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

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AppleのサプライヤーでiPhone関連銘柄の筆頭株として注目されてきているのが村田製作所(6981)です。

iPhone・Apple関連銘柄に注目する際は、村田製作所の株価推移を見ておくといいでしょう。

村田製作所のチャートを見ると、2019年8月26日安値4,304円あたりから株価を上げ、2020年1月14日高値6,920円あたりまで堅調な株価推移となりましたが、新型コロナウイルスの影響により2020年3月17日安値4,602円までの下落となっています。

新型コロナウイルスの感染拡大はiPhoneの販売にも影響を与えてくることが懸念されてきているので、今後の報道内容とiPhone関連銘柄の筆頭株として注目されてきている村田製作所の株価推移をはしっかりと確認しておくようにしましょう。

村田製作所の株価推移を見ておくことで、iPhone関連銘柄がテーマ性を強めてきているかどうかを判断できたりするかと思います。

5G対応となるiPhone12は必要部品が増えるデメリットがあるのではという声がありますが、村田製作所は次世代通信規格「5G」に対応したスマホ端末などに使う超小型電子部品を開発してきています。

村田製作所がiPhone向けに提供する部品の代表例として「積層セラミックコンデンサ」が挙げられますが、製造方法を工夫しその体積は従来品から5分の1も小さくなったようです。

新型iPhone12に村田製作所の部品を使うメリットが期待されそうなので、村田製作所はまたiPhone関連銘柄としてテーマ性を強め株価を上げてくるかもしれませんね。

新型iPhone12関連銘柄としての注目株は?

コロナショックにより多くの銘柄が株価を下げ、どの銘柄を買おうか迷われている方も多いかと思いますが、しっかりと探っていきたいのは業績を伸ばしてきそうな銘柄であったりテーマ性を強めてきそうな銘柄かと思います。

新型iPhone12は5G対応となり大きな話題となるのではないかと思われるので、iPhone関連銘柄は2020年このあと注目しておきたいテーマ性の一つではないでしょうか。

では新型iPhone12関連銘柄としてどの銘柄に注目すればいいか?ということになるかと思いますが、新型iPhone12は5G対応が予想され、5Gでは電池が重要となるようなので、スマホ用電池で高いシェアを誇っているTDK(6762)には今年2020年も注目しておきたいところではないでしょうか。

新型iPhone12関連銘柄としてTDK(6762)に注目

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TDK(6762)のチャートを見ると、村田製作所と株価推移が似てるのが分かるかと思いますが、TDKも2019年8月末あたりから2020年1月半ばあたりまで株価を上げ、そこからコロナショックにより2020年3月23日安値6,740円までの下落となっていますね。

TDKは2020年3月25日に新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響を受け2020年3月期通期連結業績予想を発表し、税引前当期純利益は1,180億円から930億円に21.2%下方修正されましたが、今後の見通しとしてはiPhone12の発売がどうなるかであったり、電子部品業界に影響してくるであろう5G市場がどう拡大してくるかなどによってきそうな感じでしょうか。

5G通信に対応することが予想される新型iPhone12は、新型コロナウイルスの影響により発売が予定より数ヶ月先送りとなる可能性が報じられてきていますが、数ヶ月も遅れるとなるとTDKの業績に影響を及ぼしてくるかもしれません。

しかしながら、TDKはM&Aを行いセンサービジネスを拡大してきており、5Gの基地局向けで使われるような電子部品には精力的に先行投資を行うようなので、今後の成長性にも期待感が向かいそうな銘柄ではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の拡大により先行き不安感が残る相場となっていますが、しっかりと今後の見通しを立てテーマ性を強めてきそうな銘柄や業績を上げてきそうな銘柄に注目していくようにしたいですね。

新型iPhone12関連銘柄として太陽誘電(6976)にも注目

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太陽誘電はiPhone向けコンデンサの主要サプライヤーとして地位を確立してきていて、iPhone関連報道があった際に物色されてきている銘柄です。

5G機器は消費電力が4Gより増え大容量のバッテリーが必要となるため、4Gの約3倍となる約1000個ものコンデンサを使用する場合もあるようですが、これにより小型かつ大容量に対応した積層セラミックコンデンサ(MLCC)は需要がいっそう高まるのではとみられています。

積層セラミックコンデンサ(MLCC)は電流や電圧を安定させるために、スマホやテレビから、冷蔵庫や自動車に至るまで、あらゆる電化製品に使われている部品ですが、日本では村田製作所(6981)、TDK(6762)、太陽誘電(6976)などが製造しており、この3社で世界シェアの半分以上を占めています。

太陽誘電(6976)もコロナショックで2020年2月20日高値3,615円から2020年3月13日安値2,278円までの下落となりましたが、iPhoneや5G絡みで需要を伸ばしてきそうな部品を取り扱っているので、今後の株価推移にも注目したい銘柄ではないでしょうか。

iPhone関連銘柄の本命株や出遅れ株を上手く狙いたい人は?

新型iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄として、アップルのサプライヤーとなっている銘柄や、iPhone12絡みで注目したい銘柄などについて書いてみましたが、iPhone関連銘柄は調べると他にもまだまだたくさんあるかと思います。

EU(欧州連合)が2020年1月に全ての携帯電話に共通の充電器を導入するための法案を審議中であることを発表しましたが、もしかしたらiPhoneの「Lightning端子」が廃止され「USB-C」が搭載されてくるかもしれません。

iPhoneは完全にワイヤレス充電のみにするとの噂もあるようですが、「USB-C」が搭載されるとなれば「USB-C関連銘柄」が、ワイヤレス充電のみになるとなれば「ワイヤレス充電関連銘柄」がiPhone関連銘柄としてテーマ性を強めてくるかもしれません。

USB-C関連銘柄としてはミネベアミツミ(6479)、エレコム(6750)、マクニカ・富士エレホールディングス(3132)、日本電産(6594)などが挙げられ、ワイヤレス充電関連銘柄はサイバネットシステム(4312)、ダイヘン(6622)、マクセルホールディングス(6810)、エヌエフ回路設計ブロック(6864)などが挙げられそうな感じでしょうか。

他にも、新型iPhone Proの2種には「3D LiDARセンサー(走行空間センサー)システム」や3つのバックカメラが搭載され画面サイズは大きいものとなると言われてますが、新たに深度測定に使用する「ToFカメラ」が搭載されるのではと言われていたり、新型iPad Proに備えられている「LiDAR(Light Detection and Ranging)スキャナ」が搭載されるのではと言われていたりします。

なのでiPhone関連銘柄の本命株や出遅れ株を上手く狙いたい人は、どの会社がどういう部品を開発しているか把握し、最新のiPhone関連情報をしっかりと日々チェックすることが大切になってくるかと思います。

iPhone(アイフォン)・Apple(アップル)関連銘柄に限らず、どんなテーマ株にも言えることかと思いますが、株式投資を成功させるには“新しい情報に敏感になること”が大切です。

この記事は定期的に更新をかけていければと思っていますが、それでもいずれ“古い情報”となってしまうかと思います。

そこでテーマ株を上手く狙う方法としてチェックすることを強くお勧めしたいのが、最新のテーマ株情報を日々配信してきている株情報サイトの「株エヴァンジェリスト」です。

テーマ株でしっかりと利益を出していくことを考えると、

  • 数あるテーマ株の中からどの銘柄を選べばいいのか?
  • どのタイミングで買い、どのタイミングで売ればいいのか?

ということになってくるかと思いますが、「株エヴァンジェリスト」に無料会員登録すると、最新のマーケット情報やプロアナリストによる個別銘柄の分析や展望などを網羅した相場レポートを寄り付き前と大引け後に無料で配信してもらうことが出来ます。

kabueva report - 新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

上の画像は配信されたレポートの一部内容ですが、相場の流れに沿った注目株に関する情報や、マーケットの流れを把握するのに必要な最新情報などを日々簡潔にまとめて配信してくれます。

レポートで取り上げられる「無料特選銘柄」には「エントリー値目安」「ロスカット値目安」「利益確定値目安」なども記載されているので、売買のタイミングに迷われたりする株初心者の方でも利用しやすい情報ではないでしょうか。

サラリーマン投資家の方や、主婦の方など、新聞やニュースをチェックするぐらいの時間はあるかもしれませんが、関連性がありそうな個別銘柄を探ったり、直近の決算内容や今後の見通しなどを分析したりする時間まではなかなか取れなかったりするかと思います。

今時はネット上でいかに要領良く株式投資に関連した情報をチェックできるかどうかというところがあるかと思いますが、時間的余裕がなかったり個別銘柄を上手く分析する自信がない方は、“株情報サイトが簡潔にまとめてくれた最新情報を日々チェックする”ようにすればいいかと思います。

株エヴァンジェリスト」は「夕刊フジ」と「月刊ネットマネー」の共同企画「株-1グランプリ」におけるグランドチャンピオン大会で最多優勝を誇る「向後はるみ」さんがストラテジー顧問を務めているサイトで、財務局に金商登録があるサイトです。

2019年に続き2020年に入ってからも凄い上昇事例を残してきていますが、新型コロナウイルス関連銘柄として物色が強まったマナック(4364)は1月17日始値770円から1月31日高値2,340円で+1,570円(+203.89%)もの上昇となりました。

推奨銘柄推奨日/推奨時株価高値日/高値最大上昇率
マナック(4364)20/01/17
770円
20/01/31
2,340円
+203.89%

他にも株価2倍超えとなるような上昇事例をいくつも残してきていて本当に凄いので、テーマ株を上手く狙っていきたいと少しでも思われる方は、下記リンク先よりメルマガ登録し、ご自身の目で今後配信となる個別銘柄の株価推移を追ってみて下さい。

新型iPhone(アイフォン)・Apple関連銘柄

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