東証プライム市場への上場予想銘柄・候補企業一覧

東京証券取引所の市場再編で「東証1部」に代わる新たな市場区分「東証プライム」への上場が予想される銘柄・候補企業は?

区分判定の基準日が2021年6月30日となっており、いよいよ東証から各企業に新たな市場への適合状況が通知されることとなります。

2021年4月~6月の終値平均に基づいた流通株式時価総額など、いくつかの条件により判定されるようですが、関連報道が増えることでプライム市場への上場が予想される銘柄は“企業ステータスが高まること”を期待した買いが強まってくるかもしれませんね。

プライム市場へ入れず、TOPIX(東証株価指数)から除外される企業も出てくるかと思いますが、物色人気が向かいそうな銘柄を出来れば上手く狙っていきたいところではないでしょうか。

各企業がどの市場へ上場となる見込みかは2022年1月に公表となる予定のようですが、今回は話題性を強めてきそうなプライム市場について、上場条件や東証1部市場以外からプライム市場への上場が予想される銘柄・候補企業などについてまとめご紹介してみたいと思います。

プライム市場とはについて知りたい方や、思惑的な買いが期待できそうな銘柄を探られている方はぜひ最後までご覧になってみて下さい。



東証プライム市場とは?

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2020年2月20日に日本取引所グループ(JPX)が「新市場区分の概要等の公表について」を発表しましたが、東京証券取引所は2022年4月4日から3つの新設される市場区分へと再編される見通しとなっています。

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出典:JPX 新市場区分の概要等の公表について(https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/0060/nlsgeu000004ke6p-att/J_kouhyou.pdf)

2021年6月現在は「東証1部・2部・マザーズ(Mothers)・ジャスダック(JASDAQ)」の4市場となっていますが、再編後は「東証プライム・スタンダード・グロース」の3市場となる見込みで、再編後の最も上場基準が厳しい市場が「東証プライム市場」となります。

プライム市場とは?
2022年4月に新設される市場区分で最も上場基準が厳しい市場を指す。多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資家との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場。

市場区分を見直す目的としては、明確なコンセプトに基づいて再編することで、国内外の多様な投資者から高い支持を得られる魅力的な現物市場を提供することにより、豊かな社会の実現に貢献することのようです。

2021年6月現在の市場区分(東証1部、東証2部、マザーズ、JASDAQ)は2013年に東京証券取引所と大阪証券取引所が市場の統合を行った際に、統合前の枠組みを維持したもので、各市場区分のコンセプトが曖昧で、“上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けの点で期待される役割を十分に果たせていない”であったり“投資対象としての機能性と市場代表性を兼ね備えた指数が存在しない”などの課題が指摘されていたそうです。

また、“東証1部市場の銘柄数が多い”というのも市場再編を行う理由とされています。

30年前と比べ2倍以上となっているようですが、世界の最上位市場の銘柄数と比べるとかなり多いようで、これが日本株から世界の投資マネーが遠のいている要因と言われていたりするようです。

なんとなくのイメージだとこれまでの「東証1部銘柄」「東証2部銘柄」が「プライム市場銘柄」「スタンダード市場銘柄」になり、「新興市場銘柄」が「グロース市場銘柄」になるって感じですかね。

海外から投資マネーが集まり、日本の市場がより活気溢れるものとなることを期待したいですね。

東証プライム市場など市場再編までのスケジュール

2020年に制度要綱の公表が行われ、2021年6月30日が市場の区分判定を行う基準日となりますが、今後の流れとしては以下のようになっています。

市場再編までの今後のスケジュール
時期内容
2021年9月~12月上場会社による市場選択手続き
2022年1月東証が企業の選択結果を公表
2022年4月一斉移行、新市場区分へ移行

2021年7月に新区分の適合状況を東証が企業に通知することとなっていますが、どの市場へ行くかは2021年9月~12月に企業自身が判断し東証に申請するようです。

プライム市場に入れるのにスタンダード市場を選択する企業とかはないんじゃって気がしますが、最上位市場プライムを目指すべく企業側は株主構成を見直すなどの対応を行ってきている感じですかね。

東証プライム市場など上場条件・維持基準について

新市場区分への上場基準等
市場区分基準等
プライム
  • 流通株式時価総額100億円、売買代金1日平均0.2億円
  • 流通株式比率35%、コード全原則
  • 利益25億円(最近2年計)/売上100億円・時価総額1000億円
スタンダード
  • 流通株式時価総額10億円
  • 流通株式比率25%、コード全原則
  • 利益1億円(最近1年)
グロース
  • 事業計画の合理性と上場後における継続的な開示
  • 流通株式時価総額5億円
  • 流通株式比率25%

東証1部市場が流通株式比率5%未満で上場廃止というのを考えると、東証プライム市場の流通する株式の比率を35%以上にするというのは結構厳しめですね。

流通株式時価総額とは?
親会社の保有分などを除き、マーケットで実際に流通している株式の時価総額のこと。

流通株比率を高めるべく、自動車内装を手掛けるトヨタ紡織(3116)が大株主であるトヨタ自動車(7203)に保有株売却を要請したことが話題となってましたね。

文具メーカーのキングジム(7962)も、プライム市場への移行を目指し発行済み株式の3.08%に当たる自社保有株を消却することを発表していましたが、企業側が対応を発表してきている銘柄はプライム市場への上場を期待できそうですね。

東証プライム市場の流通株式時価総額100億円というのも、従来が5億円未満で上場廃止というのを考えるとこれまでより厳しい水準となっている印象ですね。

上場条件・維持基準を満たしていない東証1部銘柄は結構ある気がしますが、調べてみると流通株式比率が35%未満となる企業は約70社、流通株式時価総額が100億円未満となる企業は約490社ある感じですかね。

1日平均の売買代金が2000万円未満となる企業は約280社ほどあるようですが、重複を除くと約570社が上場条件・維持基準を満たせていないようです。

現在の東証1部上場企業は基準を満たしていなくても希望すれば当面の間プライムに残留できるようですが、条件を満たす具体策を示さなければいけないようです。

また、プライム市場は株主数の基準については従来より緩和されており800人以上となっています。

東証プライム市場への上場が予想される銘柄・候補企業一覧

それでは東証1部市場以外(東証2部、ジャスダック、マザーズ)から東証プライム市場への上場が予想される銘柄・候補企業をそれぞれ一覧にまとめご紹介してみたいと思います。

東証プライム市場への上場が予想される銘柄【東証2部から】

東証2部から東証プライム市場への上場が予想される銘柄
  • 8117 中央自動車工業
  • 6366 千代田化工建設
  • 7906 ヨネックス
  • 7287 日本精機
  • 7279 ハイレックス
  • 7412 アトム
  • 6670 MCJ
  • 9873 日本KFCホールディングス
  • 2208 ブルボン
  • 6279 瑞光
  • 5304 SECカーボン
  • 5290 ベルテクスコーポレーション
  • 7315 IJTT
  • 4094 日本化学産業
  • 6994 指月電機製作所
  • 3435 サンコーテクノ

東証2部から東証プライム市場への上場が予想される銘柄をざっと挙げてみましたが、中央自動車工業(8117)、ヨネックス(7906)、MCJ(6670)、IJTT(4094)、指月電機製作所(6994)あたりが直近で買われてきている印象ですね。

東証プライム市場への上場が予想される銘柄【ジャスダックから】

東証ジャスダックから東証プライム市場への上場が予想される銘柄
  • 6890 フェローテックホールディングス
  • 6145 NITTOKU
  • 6957 芝浦電子
  • 4970 東洋合成工業
  • 7716 ナカニシ
  • 6324 ハーモニック・ドライブ・システムズ
  • 2782 セリア
  • 6960 フクダ電子
  • 9436 沖縄セルラー電話
  • 4659 エイジス
  • 1723 日本電技
  • 3857 ラック
  • 2221 岩塚製菓
  • 4925 ハーバー研究所
  • 8704 トレイダーズホールディングス

東証ジャスダックから東証プライム市場への上場が予想される銘柄では、フェローテックホールディングス(6890)、芝浦電子(6957)あたりが強い値動きをみせてきていますね。

まだそこまでPERが高くない印象なので、良さそうなタイミングがないか今後の株価推移にも注目しておきたいところではないでしょうか。

東証プライム市場への上場が予想される銘柄【マザーズから】

マザーズから東証プライム市場への上場が予想される銘柄
  • 4385 メルカリ
  • 9270 バリュエンスホールディングス
  • 4483 JMDC
  • 3491 GA technologies
  • 7803 ブシロード

他にもあるかとは思いますが、マザーズ市場から東証プライム市場への上場が予想される銘柄「メルカリ(4385)」は時価総額が9,300億円を超えてきており、東証プライム市場への上場が期待されそうですね。

2021年6月29日時点の時価総額は、バリュエンスホールディングス(9270)が319億円、JMDC(4483)が2,915億円、GA technologies(3491)が750億円、ブシロード(7803)が470億円となっています。

2018年に上場したバリュエンスホールディングス(9270)はブランド品、骨董・美術品等のリユース事業を行っている会社ですが、チャートを見ると2021年12月2日高値5,620円から株価を下げ値ごろ感が出ている印象ですね。

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バリュエンスホールディングス(9270)は2021年8月期第2四半期の連結業績が赤字転落となりましたが、2021年8月期の通期連結業績予想は前期を大幅に上回る見通しのようなので、今後発表となる決算の内容次第では面白そうな銘柄かもしれませんね。

東証プライム市場への上場が予想される銘柄を上手く狙いたい人は?

2021年6月28日付で日本経済新聞に『「昇格」有力株に思惑買い 東証プライムへ移行控え』という記事が掲載となっていましたが、こうした銘柄はニュースや新聞で取り上げられたり、著名なアナリストが紹介したりするなどして物色人気を強めてきたりします。

なので投資家からの注目を集め株価を上げてくる銘柄を上手く狙いたいと思われる方は、リアルタイムに最新の話題性に絡んだ銘柄情報などを配信している株情報サイトにメルマガ登録するなどして、『自分で時間をかけて色々と情報をチェックする』のではなく『アナリストなどが簡潔にまとめてくれた情報をリアルタイムに受け取る』ようにしておくといいかと思います。

2021年も早いもので半年が過ぎましたが、2021年後半の相場で流れに沿った個別銘柄を上手く物色していきたいと少しでも思われる方は、試しにでも一度、銘柄情報など株式投資に関連する情報を配信しているサイトを日々のトレードに活用してみることをおすすめします。

今時は株式投資関連情報を配信してくれるサイトも色々ありますが、株-1グランプリ最多優勝ホルダーである「結城はるみ(旧:向後はるみ)」さんがストラテジー顧問を務めている「株エヴァンジェリスト」は、業績寄与度の高いテーマ性を持った有望株を無料で配信してくれる財務局に金商登録のきちんとあるサイトです。

※「投資助言」を行うにはこの「金商登録」が必要で、金商登録がないのに投資助言を行っているサイトは悪質・悪徳サイトである可能性があるので注意して下さい。

株-1グランプリとは?

「夕刊フジ」と「月刊ネットマネー」の共同企画で、毎月5名の株プロが3銘柄を選定し、第1月曜日の始値から当該月末までの3銘柄合計のパフォーマンスを競う人気企画。

1月~10月の各月優勝者が11月のグランドチャンピオン大会予選に進出し、そして年間グランプリ優勝を競うグランドチャンピオン大会では、11月の予選を勝ち抜いた4名と、前年の年間グランプリ優勝者が競う。

この最高峰のグランドチャンピオン大会において、2014年優勝、2015年準優勝、更に2016年と2017年の二連覇優勝を果たし、投資の女神の異名を持つのが「結城はるみ(旧:向後はるみ)」さんです。

「結城はるみ(旧:向後はるみ)」さんは2020年7月の株-1グランプリで「GMOフィナンシャルゲート(4051)」を入れ替え銘柄として出されていましたが同銘柄は2020年7月17日安値4,965円から2020年10月15日高値30,050円で+25,085円(+505.23%)というとんでもない上昇をみせました。

相場格言に「当たり屋につけ」という言葉がありますが、“株価2倍、3倍となるような上昇事例を数多く残してきている株情報サイトを上手く活用すること”は株式投資を行っていく上で大きなアドバンテージになるかと思うので、まだ配信情報をチェックされていないという方は、是非ご自身の目で推奨銘柄のパフォーマンスなどを確認してみて下さい。

東証プライム市場への上場が予想される銘柄にも今後注目しサイト内で取り上げてくるのでは?って気がします。

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